泣き方多彩なら発達良好、京大 赤ちゃん研究 

 生まれて間もない赤ちゃんは、泣き声の音域が広く、泣き方のバリエーションが豊かな方が、言語や認知機能の発達が良好との研究結果を、京都大の明和政子教授(発達科学)らのチームが22日付の海外の科学誌電子版に発表した。

 明和教授は「脳の成熟が泣き声に反映されている可能性がある。泣き声の分析が、発育状況の予測に役立つかもしれない」としている。

 チームは、京大病院で妊娠37週未満に生まれた早産の赤ちゃん77人、満期を迎えて生まれた30人の赤ちゃんが授乳の前に泣いた声を録音し、音域の変動や泣き方の複雑さに着目して解析した。


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