3階建て空き家、転用緩和へ 保育所や旅館で改修不要に 

 国土交通省は20日、空き家となっている一戸建て住宅を、保育所や旅館など他の用途に活用しやすくするため、建築基準法の規制を緩和する方針を固めた。延べ床面積200平方メートル未満の3階建て住宅を転用する場合、防火のための改修を不要とする。待機児童の解消や訪日外国人旅行者の誘致に役立てたい考え。来年の通常国会に同法改正案を提出する。

 現行の建築基準法では、3階以上のフロアを保育所や旅館などの用途で使用する場合、建物全体の柱や壁など主要部分を耐火構造にすることが義務付けられている。高さ13メートル以下の住宅は対象外。


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