首相「被災地復興へ全力」 岩手県視察、高校生激励 

釜石地方森林組合を訪れ説明を受ける安倍首相(右端)=20日午後、岩手県釜石市(代表撮影)

 安倍晋三首相は20日、東日本大震災からの復興状況を確認するため岩手県を訪問した。大槌町の県立大槌高校を訪れて生徒を激励。来年3月で震災から7年を迎えることを踏まえ、釜石市で記者団に「間違いなく復興は進んでいる。地域の皆さんの気持ちに寄り添い、全力で努力を重ねる」と決意を示した。第4次安倍内閣発足後、首相の被災地視察は初めて。

 大槌高校では復興ぶりを記録しようと、町の変遷を定点観測で写真撮影する取り組みを続ける生徒と交流。震災直後の写真と現在の写真を見比べ「こうした記録を残すことで、町がどんな経験をしたのか確認できる。蓄積した知恵は必ず生きる」と強調した。


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