「世界一忙しい空港」停電 米アトランタ、千便超欠航 

17日、米南部アトランタのアトランタ国際空港で、復旧を待つ利用客ら(アトランタ・ジャーナル・コンスティテューション紙提供、AP=共同)

 【ニューヨーク共同】年間利用者が1億人を超え「世界で最も忙しい空港」とされる米南部ジョージア州のアトランタ国際空港で17日、約11時間にわたり停電が発生した。計千便以上が欠航し、クリスマス休暇を控えた多くの利用客が足止めされた。米メディアが報じた。

 空港当局によると、火災による地下電気設備の損傷が原因だった。18日の便も一部欠航するなど混乱が続いた。同空港からは成田空港への直行便も飛んでいる。

 アトランタ国際空港を主要ハブ(拠点)とする米大手デルタ航空は17日に約900便、18日に約300便が欠航したと発表した。サウスウエスト航空も17日に約70便が欠航した。

 停電の間、到着便は近隣空港に振り分けられた。航空当局はアトランタ行きで出発前の旅客機について、離陸せずそのまま待機するよう指示した。

 同空港の公式ウェブサイトによると、世界で初めて年間利用者が1億人を超えた空港という。


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