マグロ取りすぎ問題で「迷惑料」 函館の漁協、1億円を支払いへ 

 北海道函館市の南かやべ漁協は12日、国際合意で漁獲量が規制されている太平洋クロマグロの小型魚(30キロ未満)を定置網で大量に漁獲した問題で、「迷惑料」として約1億円を日本定置漁業協会(東京)に支払う意向を明らかにした。南かやべ漁協が大量に漁獲したことで水産庁が設けた上限を超過しており、操業自粛を強いられた他府県に配慮した。

 太平洋クロマグロは資源の減少が指摘されており、水産庁が漁獲上限を設けている。定置網漁の漁獲量は北海道など20道府県で共同管理し、今期(7月~来年6月)は全国で580・5トンと設定された。


  • LINEで送る