2017年12月12日 00:40 | 無料公開
【ブエノスアイレス共同】アルゼンチンで開かれている世界貿易機関（ＷＴＯ）閣僚会議は１１日、２日目を迎え、多角的貿易体制を支えてきたＷＴＯの在り方を巡り本格的な討議に入った。世耕弘成経済産業相は演説で「われわれの政治決断により、多角的貿易体制への信頼を高めよう」と述べ、ＷＴＯの機能強化を呼び掛けた。 トランプ米政権は貿易赤字削減を掲げ、米国のような大国の発言力が強まりやすい２国間の通商交渉を重視。多国間の枠組みであるＷＴＯに対する批判を強めている。閣僚会議では、ＷＴＯの在り方について各国がどのような姿勢を示すのかが焦点となっている。
