道路への落下物76万件、昨年度 固定不足か、確認呼び掛け 

道路に落下し、散乱した石こうパネル(国土交通省提供)

 高速道路や主な国道で2016年度に約76万件の落下物が確認されたことが11日、国土交通省の集計で分かった。1日当たり2千件を超すペースで、積み荷を覆うシート類やタイヤが上位を占めた。積み荷の固定不足が主な原因とみられ、国交省はポスターを作製し、十分な確認を呼び掛けている。

 国や高速道路6社が巡回時に見つけた件数をまとめた。内訳は、国が直接管理する「直轄国道」が44万3千件、高速道路が31万4千件。6社では西日本11万1千件、東日本9万1千件、中日本5万9千件の順に多かった。国交省が集計を始めた15年度は計約78万件だった。


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