国内最大級のLNG基地公開 福島・新地、復興に貢献 

福島県新地町に完成した国内最大級の液化天然ガス受け入れ施設「相馬LNG基地」=6日(石油資源開発提供)

 東日本大震災の津波被害に遭った福島県新地町で10日、11月に完成した国内最大級の液化天然ガス(LNG)の受け入れ施設「相馬LNG基地」が公開された。来年3月に操業を開始する予定で、整備した石油資源開発(東京)は、雇用などを通じて復興に貢献したいとしている。

 基地の面積は約20ヘクタールで、LNGを23万キロリットル貯蔵できるタンク1基や気化施設などがある。福島、宮城、山形、新潟の4県に、パイプラインを通じて1日当たり一般家庭200万世帯分のガスを供給できる。

 現在は試運転中で、この日はマレーシアからLNGを運んできた第1船の入港記念式典も開催。


  • LINEで送る