イタリアの大物マフィアが死亡 「ボスの中のボス」 

 【ローマ共同】イタリア南部シチリア島の大物マフィアとして知られ、「ボスの中のボス」と恐れられたサルバトーレ・リーナ受刑者(87)が17日、北部パルマの病院で死亡した。病状が悪化して入院と手術を繰り返していた。地元メディアが報じた。

 シチリア島コルレオーネ出身で、1970年代以降、激しい抗争を繰り返した。マフィアの摘発に力を入れた判事2人の爆殺を指示したことでも知られ「野獣」の異名を取った。

 93年に逮捕されるまで20年以上の逃亡生活を続けたが、殺人に関与したなどとして26回の終身刑を受けた。


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