日馬富士暴行、協会は2日に把握 混乱に拍車、傷害容疑で捜査 

日馬富士関らが休場したことを示す大相撲九州場所4日目の電光掲示板=15日午後、福岡市の福岡国際センター

 大相撲の横綱日馬富士関(33)=モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が10月下旬に鳥取市内で平幕貴ノ岩関に暴行して頭部にけがをさせた問題で、貴ノ岩関側からの被害届を受理した鳥取県警が傷害容疑で捜査を始めていることが15日、捜査関係者への取材で分かった。日本相撲協会の執行部は2日に情報を把握したことが判明しており、対応の遅さが混乱に拍車をかけた。

 14日に一部報道で暴行が発覚し、日本相撲協会執行部は両力士の師匠である伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)と貴乃花親方(元横綱)から事情を聴いた。だが協会執行部が鳥取県警からの連絡で情報を把握したのは2日だった。


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