地震死者、450人超 イラン・イラク国境  

13日、イラク北部クルド人自治区のスレイマニヤで、地震で倒壊した建物を調べるトルコ赤新月社の関係者(ゲッティ=共同)

 【サルポレザハブ共同】イラン西部のイラク国境付近で発生した地震の被害が13日、拡大し、イラン国営メディアによるとイラン側の死者は445人に達した。イラクでも少なくとも7人が死亡した。震源は山岳地帯。被災地には簡素な造りの建物が多く、多数の住民が倒壊家屋の下に生き埋めになったもようだ。負傷者はイランで約7100人、イラクで300人以上。

 救助当局が生存者の捜索と救出を急いでいるが、大規模な停電や、土砂崩れなどによる道路網の寸断で作業は難航。多数の住民が自力で親族や友人らを救出した。遠隔地での捜索が進めば死傷者数はさらに増える恐れがある。


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