地球史に「千葉時代」 国際学会の審査通過 

「チバニアン」のもとになった千葉県市原市の地層=2016年3月

 国立極地研究所は13日、地球の歴史のうち77万~12万6千年前を「チバニアン(千葉時代)」と名付けるための申請が、国際学会での1次審査を通過したと発表した。審査は続くが、結論が覆った前例はほとんどなく、地質年代に初めて日本にちなんだ名称が付く見通しとなった。

 ほかに、イタリアの二つの地層にちなんだ命名も申請されていた。

 46億年に及ぶ地球の歴史は、地層中の化石などから決める地質年代で分ける。恐竜が繁栄した「ジュラ紀」や「白亜紀」などがある。


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