瀧デートの美術館で新海展 「本当にすてき」と神木 

記者発表会で記念撮影する俳優の神木隆之介(右)と新海誠監督=東京・六本木の国立新美術館

 東京・六本木の国立新美術館で、新海誠監督の軌跡を紹介する企画展「新海誠展『ほしのこえ』から『君の名は。』まで」が開かれている。記者発表会に、監督とともに出席した俳優の神木隆之介は「本当にすてきで言葉が出なかった」と興奮が収まらない様子だった。

 映画「君の名は。」の主人公・立花瀧を演じた神木は「監督のことも作品のこともいっぱい知ることができる。本当にたまらない場所です」と企画展の魅力を語った。

 国立新美術館は、劇中で瀧がデートに訪れるゆかりの場所だ。新海監督は「東京の象徴で、高校生のデートには少し敷居の高い場所として描いた」と明かし、その場所での企画展開催に「想像すらしていなかった。すごく光栄です」と笑顔を見せた。

 会場の音声ガイドの声は、神木が担当。新海ファンの神木が思い入れたっぷりに作品の解説をするぜいたくな内容で、新海監督は「神木君と一緒に見るようなつもりで来てもらえたら」と話していた。会期は12月18日まで。観覧料は一般1600円。


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