家計金融資産は1151万円 株価上昇で2年ぶり増加 

 金融広報中央委員会(事務局・日銀)が10日発表した2017年の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、2人以上世帯が保有する預貯金や有価証券など金融資産の平均額は前年より73万円多い1151万円だった。株価上昇を背景に2年ぶりに増加した。

 一方で金融資産を保有していない世帯は全体の31・2%で過去最高を更新し、資産格差が広がっている状況も示された。

 金融資産の保有目的は「老後の生活資金」が69・2%と5年連続で最多だった。

 調査は家族2人以上の8千世帯を対象に6月16日~7月25日に実施し、回収率は47・1%だった。


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