乳房の予防切除手術を選択肢に 厚労省研究班が指針 

 遺伝性乳がんの原因となる遺伝子変異が見つかった場合に、将来がんになるリスクを減らすための予防的な乳房切除手術を「考慮してもよい」と明記した診療指針を、厚生労働省研究班(代表=新井正美・がん研究会有明病院遺伝子診療部長)がまとめたことが27日、分かった。

 予防切除は、米国の人気女優アンジェリーナ・ジョリーさんが手術を受けたことを2013年に公表し、話題となった。国の研究班が指針を作ったことで、予防のための遺伝子検査や切除が治療の選択肢の一つとして国内に広がる可能性がある。


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