高額な薬、費用対効果を評価 500万円以上を引き下げ対象に 

 厚生労働省は25日、高額な薬の価格に費用対効果を反映させる新制度について、寿命を1年延ばすのに既存薬より500万円以上多くかかる場合、価格引き下げの対象にする案を中央社会保険医療協議会(中医協、厚労相の諮問機関)に正式に示した。

 厚労省は膨張する医療費の抑制策として、2016年度から試行的に新制度の導入を進めている。がん治療薬オプジーボなど革新性が高く市場規模が大きい13品目が対象。高額過ぎて効果に見合わないと判断されれば18年度の薬価改定で価格を引き下げる。18年度には対象品目をさらに広げて本格導入する方針だ。


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