米軍規制線内で放射線調査 防衛局と沖縄県、ヘリ事故後初 

牧草地に横たわる、炎上し大破した米軍のCH53Eヘリコプター=13日、沖縄県東村(小型無人機から)

 沖縄県東村高江で米軍の大型輸送ヘリコプターCH53Eが不時着、炎上した事故で、防衛省沖縄防衛局と県は17日、現場の米軍規制線内に入っての初めての放射線調査を実施した。米軍によると、機体の一部に放射性物質が使用され、住民らから環境汚染や健康被害を懸念する声が出ている。

 一方、仲嶺久美子高江区長(67)は17日、区内の公民館に沖縄防衛局幹部を呼び、高江周辺の米軍ヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)の使用禁止などを求め抗議する。

 在日米海兵隊は14日、共同通信の取材に、放射性物質は健康被害を引き起こす量ではなく、既に全て取り除いたと説明した。


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