担任らの厳しい指導で自殺 福井の中2男子、教委報告書 

 福井県池田町教育委員会は15日、町立中学校で3月に2年の男子生徒=当時(14)=が校舎から転落死したのは、担任らから厳しい指導を受けた精神的ストレスによる自殺だったとする報告書を公表した。内藤徳博教育長は「学校の対応に問題があった。深く反省している」と謝罪した。

 町が再発防止などのために設置した調査委員会がまとめた報告書によると、男子生徒は課題提出や生徒会活動を巡り昨年10月以降、担任と副担任から厳しい指導を受けるようになった。

 30代の男性担任は今年1~2月ごろ、生徒会の役員を務めていた男子生徒に「おまえ辞めてもいいよ」と大きな声で叱責。


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