骨折発生率は「西高東低」 最大2倍差、食も影響? 

 高齢者に多い「大腿骨近位部骨折」について、近畿大や大阪医大の研究グループが人口10万人当たりの発生率を都道府県別に調べた結果、中部から関西、九州など西日本で高い傾向がみられることが14日、分かった。都道府県の比較での最大差は約2倍。研究グループは、明確な要因は不明としながら「食生活が影響している可能性もある」との見方を示している。

 大腿骨近位部は、足の付け根の股関節に接する部分を指し、骨折すると寝たきりなど介護が必要な状態になる原因となることが多いという。

 調査は、レセプト(診療報酬明細書)を基に作成された厚生労働省のデータベースを活用した。


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