五輪選手村の簡素化を各国に提案 IOC、コスト削減 

 【ジュネーブ共同】2020年東京五輪を含む夏季五輪で10億ドル(約1130億円)の開催経費削減目標を掲げる国際オリンピック委員会(IOC)が、コストカット策の一つとして、選手が大会中に滞在する選手村を簡素化する案を各国・地域のオリンピック委員会(NOC)に提示したことが5日、分かった。開催都市の負担を軽減することが狙い。

 東京五輪の計画では1万8千台のベッドが設置される選手村の規模の圧縮や、食堂などのサービス縮小を検討しているが、反発も予想される。IOCは一部のNOCに今月末までに回答を求めており、年内に集約して理事会に示す方針だ。


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