薬の過剰投与で女性死亡 水戸、医療ミス認め謝罪 

 水戸済生会総合病院(水戸市)は28日、拡張型心筋症で入院していた女性患者(69)の手術の際に、誤って10倍の量の痛み止め薬を投与する医療ミスがあったと明らかにした。女性は26日に死亡し、病院側はミスを認めて遺族に謝罪した。

 同院によると、女性患者は1日に別の病院から転院。14日の手術開始前に、痛み止めとして塩酸モルヒネ2・5ミリグラムを投与するはずが、看護師が誤って25ミリグラムを投与した。女性は容体が急変して同日、意識不明の重体となっていた。

 医師の指示が看護師に適切に伝わっていなかった可能性があるという。


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