安藤ハザマ社員2人を在宅起訴 原発事故の除染費詐取 

 東京電力福島第1原発事故の除染事業を巡り、領収書を改ざんし作業員の宿泊費をだまし取ったとして、東京地検特捜部は28日、詐欺罪でゼネコンの安藤ハザマ(東京)の東北支店に勤務していた男性社員2人を在宅起訴した。

 2人は山下雄一被告(48)と茂呂吉司被告(50)=いずれも仙台市。特捜部は認否を明らかにしていない。

 起訴状では、安藤ハザマが福島県田村市から受注した除染事業で2015年7~8月、約4100万円水増しした宿泊費の領収書などを市に提出。水増し額を含む約7600万円を東北支店名義の預金口座に振り込ませ、だまし取ったとしている。


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