22歳新十両隆の勝「夢みたい」 喜びの会見 

新十両昇進が決まり、新しいしこ名が書かれた色紙を手に笑顔を見せる舛の勝改め隆の勝。左は千賀ノ浦親方=27日、東京・両国国技館

 念願の新十両昇進を決めた舛の勝改め隆の勝(22)=千葉県出身、千賀ノ浦部屋=は27日、東京・両国国技館内で記者会見し「目指していた場所。夢みたい」と、中卒で角界の門をたたいて7年半での出世を喜んだ。

 千葉・西原中時代には全国大会の出場経験がある。2010年春場所で初土俵を踏むと、17歳だった12年夏場所に新幕下と順調に番付を上げたが、ここから伸び悩んだ。

 16年4月に部屋を継承し師匠となった千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は停滞の原因を「精神的なもの。欲がないのはすぐ分かった」と見抜いた。その後、同じ貴乃花一門の部屋に出稽古に行っては砂まみれにしてもらった。


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