小松基地でミサイル損壊 数発、被害計3千万円 

 航空自衛隊小松基地(石川県小松市)の弾薬庫で保管していたミサイルの実弾数発が今年3月、損壊した状態で見つかっていたことが21日、関係者への取材で分かった。被害総額は修理費も含めて約2950万円に上る。関係者によると、申告がなかったため、発見されるまで同基地は把握しておらず、管理態勢が問われそうだ。

 同基地は防衛省に報告。弾薬庫は空自隊員以外の立ち入りは不可能で、普段出入りしている隊員らから事情を聴くなどして原因を調べている。同基地は「損壊時期や故意によるものか過失かは分かっていない」としている。


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