静岡・南伊豆で伊勢エビ水揚げ “初物”に漁港活気 

石廊崎漁港で水揚げされた伊勢エビ=21日、静岡県南伊豆町

 伊勢エビ漁が解禁となった静岡県南伊豆町の石廊崎漁港で21日早朝、今季初の水揚げがあった。台風18号の影響で4日遅れの“初物”となったが、漁獲量は昨年を上回り、港は活気にあふれた。

 伊豆半島の南端に位置する同町は全国有数の伊勢エビ産地。漁は10~11月に最盛期を迎え、来年5月まで続く。毎年約40トンの漁獲がある。

 前日に仕掛けた刺し網を3隻の漁船が引き上げ、積み上げたまま港に運んだ。地元で「エビ団子」と呼ばれる網の固まりから、漁師たちが伊勢エビを丁寧に外した。

 初日の漁獲量は276キロ。不漁だった昨年を大きく上回り、港の直売所で、1キロ7千円で販売された。


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