「でりしゃす」全店閉店 O157「影響避けられない」 

総菜を購入した客がO157に感染した「でりしゃす六供店」=13日、前橋市

 埼玉、群馬両県の系列総菜店「でりしゃす」の客が腸管出血性大腸菌O157に感染し、1人が死亡した集団食中毒で、運営するフレッシュコーポレーション(群馬県太田市)は20日、栃木、群馬、埼玉各県にある「でりしゃす」全17店を、19日の営業を最後に閉店したと発表した。

 同社は閉店の理由を「感染源が特定されていない中で営業を再開しても今後の影響は避けられず、継続は難しい。総合的な経営判断」としている。

 群馬県などが県内の12店舗への立ち入り検査を進めており、19日までに8店舗が終了。現在までに衛生管理上の問題は指摘されていないという。


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