2017年9月19日 13:32 | 無料公開
演説に向かうアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相=19日、ミャンマー首都ネピドー(ロイター=共同)
【ネピドー共同】ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相は19日、首都ネピドーで、イスラム教徒少数民族ロヒンギャ迫害問題への対応について演説し、平和的な手段で解決を目指すと表明した。「全ての人権侵害を非難する」とも述べ、人権侵害行為に対し、法に基づき厳しく対処する方針を示した。
数十万人規模のロヒンギャが隣国バングラデシュに逃れ、国際社会から「民族浄化」と批判が高まっている。自身が事実上トップの政権が発足した昨年3月以降、スー・チー氏は最大の難局に直面している。
同氏は演説で、帰還を希望する避難民に対する身元確認の手続きを始めると明らかにした。