熱中症搬送は773人 前週からほぼ半減、総務省消防庁 

 総務省消防庁は12日、4~10日の1週間に773人が熱中症で搬送されたとの速報値を発表した。前週の1410人からほぼ半減した。全国的に雨や曇りの日が多く、気温が上がらなかったためとみられる。搬送時に死亡した人はいなかった。

 集計によると、3週間以上の入院が必要な重症者は11人、短期の入院が必要な中等症は207人だった。65歳以上の高齢者は41・0%を占めた。

 都道府県別では、沖縄の60人が最多で、愛知50人、東京38人と続いた。

 消防庁は、暑さは和らいできたものの運動会などで搬送されるケースもあるとして、小まめな水分補給などの予防策を呼び掛けている。


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