河野外相、北朝鮮労働者拒否を 中東諸国に、制裁の履行訴え 

河野太郎外相

 【カイロ共同】河野太郎外相は11日夜(日本時間12日未明)、訪問先のエジプトでの「日アラブ政治対話」で演説した。国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議に基づき、北朝鮮からの出稼ぎ労働者を受け入れないよう要請。労働者派遣は北朝鮮にとって外貨獲得手段の一つで、核・ミサイル開発の資金源になっていると説明し、各国に理解と協力を求めた。

 日アラブ政治対話は初開催で、日本とアラブ連盟(21カ国と1機構)のメンバーで構成。核実験や弾道ミサイル発射の停止を明記したこれまでの安保理決議を即時履行するよう北朝鮮に求める共同声明を発表した。


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