治療薬オプジーボ、胃がんにも 厚労省、適応拡大を了承 

新型がん治療薬「オプジーボ」

 厚生労働省の部会は8日、患者の免疫の力を利用するがん治療薬「オプジーボ」の使用を胃がんにも適応拡大することで了承した。約1カ月後に正式承認され、保険適用になる見通し。

 既に承認された皮膚がん、肺がん、腎細胞がん、悪性リンパ腫などの適応と合わせ、幅広いがんで利用できるようになる。

 新たな適応は、再発や遠隔転移が起きた、抗がん剤治療後の胃がん患者が対象。製造元の小野薬品工業(大阪市)は年間数千人の利用を見込んでいる。

 オプジーボは2014年9月に発売。新しい薬の仕組みが注目されたが、患者1人に年間約3500万円かかるとの批判もあり、半額に引き下げられた。


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