大阪の停電、復旧に11時間 地中送電線に穴、焦げた跡 

穴が開いた地中送電線=23日、大阪府吹田市

 大阪府吹田市などで23日早朝に発生した大規模な停電で、関西電力は同日、地中送電線に直径約2センチの穴が開き、焦げた跡があると明らかにした。詳しい原因を調べている。停電は発生から約11時間後に全て復旧した。

 関電によると、吹田市高城町のマンホール内にあった地中送電線のうち、プラスチックで覆い絶縁している「CVケーブル」が損傷。変電所が電流の異常を察知し、通電を切ったため停電が起こった。絶縁体部分に何らかの原因で水が入り、絶縁の性能が低下して穴が開いた可能性がある。

 損傷したケーブルは1995年に製造、敷設され、来年取り換える予定だった。


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