2017年8月9日 20:04 | 無料公開
美浜原発3号機の蒸気噴出事故犠牲者の追悼式で、慰霊碑に一礼する関電の岩根茂樹社長(先頭)ら=9日午後、福井県美浜町
関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)で11人が死傷した蒸気噴出事故から丸13年となる9日、関電は犠牲者の追悼式を同原発で開いた。岩根茂樹社長は、運転開始から40年を超えた3号機について「安全を最優先に再稼働を実現させる」と述べた。
美浜原発は、3号機で法定の運転期間である40年を超えた運転が認められた一方、1、2号機は関電が廃炉を決めている。岩根社長は「当社の原子力発祥の地である美浜で、永続的に原子力事業を営んでいきたい」と述べ、廃炉と並行して原発を新設する「リプレース」にも意欲を示した。