相模原殺傷事件1年を前に追悼式 19人犠牲者、人柄しのぶ 

相模原殺傷事件の追悼式で、献花する入倉かおる園長=24日午後、相模原市(代表撮影)

 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刺殺されるなどした事件から26日で1年となるのを前に、同市南区の相模女子大学グリーンホールで24日、神奈川県などが主催する追悼式が開かれた。遺族や施設職員ら約700人が出席し、犠牲者を悼んで黙とう。犠牲者一人一人の人柄も読み上げられた。

 追悼の辞で、家族会の大月和真会長が「私たちのささやかな幸せが残忍な犯行で踏みにじられた。許すことはできない」と訴えた。入倉かおる園長は「守ってやれなかったとの申し訳ない思いで、時間が止まったような1年だった。悲しみは続くが、以前の生活を取り戻したい」と述べた。


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