汚泥混入の「堆肥」販売 新潟知事実家が原料供給 

 新潟県は20日、同県魚沼市の堆肥製造施設「魚沼市有機センター」が、汚泥の混ざった肥料を堆肥として生産、販売していたと発表した。原料は米山隆一・同県知事が代表取締役を務める実家の養豚会社「セイジロー」(魚沼市)が供給していた。

 県によると、同センターはセイジローから仕入れた家畜ふんを原料とした肥料を「堆肥」として販売。しかし、この家畜ふんには「凝集促進材」と呼ばれる添加剤が含まれ、肥料取締法で堆肥の原料としての使用が認められない汚泥に当たることが分かったという。

 この肥料は2015年4月~17年7月、魚沼市を中心に計約4800トンが出荷された。


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