iPSシート移植申請へ、大阪大 心臓病患者に 

 人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した心筋シートを心臓病の患者に移植し、心臓機能を改善させる治療について、大阪大の澤教授(心臓血管外科)のチームが早ければ今週中にも、臨床応用に向けた患者への移植実施計画を学内の倫理委員会に申請する方針であることが18日、分かった。

 大阪大関係者によると、iPS細胞を心筋細胞に変化させてシート状に加工。心不全患者の心臓にはり付けて効果や安全性を確認する。

 学内倫理委とは別に国にも申請し、了承が得られれば本年度中にも実施する方針。これまでに、人のiPS細胞から作ったシートを使った動物実験で心機能改善に成功している。


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