2017年7月14日 14:16 | 無料公開
賛成多数で議案を可決した沖縄県議会=14日、那覇市
沖縄県議会は14日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、政府の工事差し止めを求める訴訟を起こすために県が提出した関連2議案を共産党、社民党などの賛成多数で可決した。これを受け、沖縄県は来週中にも那覇地裁に提訴する。
県は訴訟で、政府が県規則に定められた翁長雄志知事の許可を得ずに「岩礁破砕」を行うのは違法と主張する。提訴に併せ、判決まで工事を中断させる仮処分も申し立てる。政府は、許可は不要で工事は適法として全面的に争う方針だ。
自民党や日本維新の会は反対し、公明党は採決時に退席した。