伊方原発で重大事故訓練 内容伝えず、対応力養成 

伊方原発の重大事故を想定した総合訓練で、緊急時対策所で対応する四国電力の社員ら=13日午前、愛媛県伊方町

 四国電力は13日、伊方原発(愛媛県伊方町)で、重大事故を想定した総合訓練を四国電や協力企業の社員ら計約250人態勢で実施した。内容を事前に伝えない「ブラインド方式」で行い、参加者の有事の際の対応力を付ける狙い。

 訓練は、運転中の3号機の配管が何らかの理由で破断して1次冷却水が漏えい、直後に震度6弱の地震が発生し、3号機の全交流電源を失った状況などを想定した。拠点となる緊急時対策所では、四国電社員らがプラントの情報収集に当たって対応を協議。屋外では、非常用発電機を起動し、対策所への電源供給までの手順を確認した。


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