白鵬、出稽古で順調調整 「組んで良し、離れて良し」 

 大相撲名古屋場所(9日初日・愛知県体育館)で通算最多勝利記録更新と2場所連続39度目の優勝を狙う横綱白鵬が4日、出稽古を開始し、愛知県犬山市の時津風部屋で幕内正代を14勝1敗と圧倒するなど順調な調整ぶりを披露した。

 豪快な左上手投げや鋭い寄りに、相手の顔に手をかざす立ち合いで動きを封じるなど期待の若手を問題にしなかった。「環境が変わっていい稽古ができた。全て試した。組んで良し、離れて良しだ」と状態を自賛した。

 現在通算1036勝で魁皇(現浅香山親方)の持つ史上1位の1047勝にあと11勝。2位千代の富士の1045勝には9勝に迫る。


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