子どもの貧困7人に1人 12年ぶり改善、なお高水準 

 厚生労働省が27日発表した2016年国民生活基礎調査で、「子どもの貧困率」は15年時点で13・9%(7人に1人)だった。3年おきに調査しており、過去最悪だった前回から2・4ポイント下がった。改善は12年ぶり。厚労省は「雇用状況が良くなり、子育て世帯の所得の増加が主な要因」と分析している。ただ先進国の中では依然として高めの水準。特にシングルマザーなどひとり親を取り巻く状況は厳しく、引き続き対策が求められそうだ。

 子どもの貧困率は、平均的な所得の半分に満たない家庭で暮らす18歳未満の割合を示す。


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