米入国制限令、一部執行へ 最高裁、大統領主張を限定容認 

 【ワシントン共同】米連邦最高裁は26日、イスラム圏6カ国からの入国を制限するトランプ政権の新たな大統領令について審理することを決め、今秋以降に最終判断を出すまで例外を設けた上で一部の執行を認める判断を示した。最高裁は新大統領令について憲法判断は示していないが、迅速な入国規制の必要性を訴えた政権の主張が限定的に認められた。大統領には米国を守る義務があるとした主張に一定の理解を示したとみられる。

 トランプ大統領は26日、最高裁の判断について、米国の安全保障にとって明らかな勝利だとする声明を出した。


  • LINEで送る