2017年6月25日 11:03 | 無料公開
防災訓練で、警察官に誘導され避難する住民(中央)=25日午前、新潟県糸魚川市
昨年12月に大火が発生した新潟県糸魚川市は25日、住宅密集地での火災を想定して防災訓練を実施した。例年、大地震や土砂災害に備えた訓練をしているが、大火を受けて今年は大規模火災の訓練を追加した。
住宅から出火し、強風で延焼が拡大しているとの想定で、県警が逃げ遅れた住民の避難誘導をしたり、地元消防が飛び火を防ぐため放水したりして、対応の手順を確認。延焼方向を上空から把握するため、小型無人機ドローンも使用した。
大火は昨年12月22日に発生。ラーメン店から出火し、強い南風にあおられて次々に燃え移り、中心市街地の約4万平方メートルを焼いた。