受精卵検査で学会資格停止 神戸のクリニック院長 

 日本産科婦人科学会は24日、指針で禁止している受精卵の「着床前スクリーニング」を独自に実施している大谷レディスクリニック(神戸市)の大谷徹郎院長を3年間の会員資格停止処分にした。

 これに対し、大谷院長は「処分とは関係なく、治療を続ける」とのコメントを発表した。

 着床前スクリーニングは、体外受精した受精卵を子宮に戻す前に、染色体の異常がないかを調べる検査。海外では流産率の低下につながるとの報告がある一方で「命の選別につながる」との懸念がある。


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