自民、豚肉や乳製品の保護要請 日欧EPAで対策本部 

日本とEUのEPA交渉に関する自民党対策本部の全体会合であいさつする西川公也本部長=23日午前、東京・永田町の党本部

 自民党は23日、日本と欧州連合(EU)が進める経済連携協定(EPA)交渉に関する対策本部(本部長・西川公也元農相)の全体会合を開いた。豚肉や乳製品、木材などの重要品目について、関税維持など必要な保護措置を政府に要請することを決めた。週明けの26日に交渉を担当する岸田文雄外相らに申し入れる。

 日欧は7月上旬に予定する首脳協議での大枠合意を目指し、今月19日から首席交渉官による会合を開始。EUが日本にチーズや豚肉などの大胆な市場開放を要求する一方、日本は自動車などの早期の関税撤廃を求め、駆け引きが続いている。


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