北朝鮮解放の米学生が死亡 昏睡状態で帰国 

死去した米国人大学生オットー・ワームビア氏(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】北朝鮮に拘束されている間に昏睡状態に陥り、13日に解放された米国人大学生オットー・ワームビア氏(22)が19日午後、治療を受けていた中西部オハイオ州シンシナティの病院で死亡した。ワームビア氏の家族が声明で明らかにした。

 トランプ米大統領は声明で弔意を表するとともに「米国は北朝鮮の残忍さを改めて非難する」と強調。ティラーソン国務長官も「米国は北朝鮮にワームビア氏を不当拘束した責任を負わせる」と言明した上で「他の米国人3人の解放を要求する」と訴えた。

 家族は声明で「息子に対する北朝鮮のひどい扱いが、悲しい結末をもたらした」などと訴えた。


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