熱中症搬送は1086人 前週の1・5倍 

 総務省消防庁は6日、全国で5月29日~6月4日の1週間に1086人が熱中症の症状で搬送されたとの速報値を発表した。死者はいなかった。前週の745人から約1・5倍に増えた。

 各地で30度以上の真夏日を記録した5月30日に300人以上が搬送された。3週間以上の入院が必要な重症は17人、短期の入院が必要な中等症は345人だった。65歳以上の高齢者が49・4%を占めた。

 都道府県別では、東京の101人が最も多く、埼玉85人、愛知61人と続いた。

 消防庁は小まめな水分補給などの予防策を呼び掛けている。


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