新大関の高安が本格始動 「ペースを上げていく」 

 大相撲の新大関高安関(27)=本名高安晃、茨城県出身、田子ノ浦部屋=が5日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で、大関として最初の場所となる名古屋場所(7月9日初日・愛知県体育館)に向け、本格的な稽古を始めた。

 相撲は取らなかったが、すり足をしたり、若手に胸を出したりして、5月の夏場所を途中休場した横綱稀勢の里関らと共に汗を流した。場所後は昇進に関わる諸行事で多忙だったが「これから、どんどんペースを上げていく。いつまでも(昇進の)余韻に浸っている場合ではない」と自らに言い聞かせるように話した。

 稽古場の壁に掛かる木札は「関脇」から「大関」となった。


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