マダニ感染死、公務災害 宮崎市職員、草刈り中かまれる 

 宮崎市の嘱託職員の60代男性が昨年、市有地の草刈り中にマダニにかまれてウイルス感染して死亡し、公務災害と認定されたことが26日、分かった。遺族には一時金計2200万円などが支払われる。

 市によると、男性は昨年9月、市有地で草刈りした後、腰痛や発熱の症状が出た。10月に入院先の病院で死亡し、マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」と診断された。

 右足首にマダニにかまれた痕があり、症状が出た時期などから草刈り業務中にかまれたと推測され、市が今月15日付で公務災害と認定した。


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