2017年5月24日 20:07 | 無料公開
【マニラ共同】フィリピンのドゥテルテ大統領は24日、過激派組織「イスラム国」(IS)の脅威が拡大した場合、南部ミンダナオ島に出している戒厳令を全土に広げる考えを示した。同島では今後、夜間外出禁止令も検討するという。訪問先のロシアから帰国後、マニラで記者会見した。 戒厳令の有効期間は60日間で、治安当局は令状なしの逮捕や長期間の勾留などが可能になる。帰路の機内では「(戒厳令が)1年続くこともあり得る。マルコス元大統領が行ったものと何も違いはない」とも述べ、強権的な治安対策を進める意向を鮮明にした。