米国、温暖化対策基金に拠出せず 18年度の予算教書 

 【ワシントン共同】トランプ米政権は23日に議会に提出した2018会計年度(17年10月~18年9月)の予算教書で、途上国の温暖化対策を支援する多国間の「緑の気候基金(GCF)」への拠出金をゼロにすると明記した。最大の支援国とされた米国の拠出見送りで途上国の温暖化対策は滞りかねず、日本など他の大口拠出国は負担増を求められる可能性がある 途上国支援に支障も

 GCFは10年の気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)で設立が決まった。昨年12月時点で日本や英国、フランスを含む43カ国などが総額103億ドル(1兆1500億円)の資金拠出を表明している。


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