吉田類が出演映画をPR ステージでビールぐいぐい 

イベントで盛り上がる吉田類(中央)ら=東京都内

 大衆酒場を飲み歩くテレビ番組が人気の“酒場詩人”吉田類が案内役、俳優として出演する映画「吉田類の『今宵、ほろ酔い酒場で』」が完成、披露イベントが東京都内で開かれた。吉田はイベントで振る舞われた生ビールをぐいぐいと飲み干し、ステージ上でほろ酔い気味になっていた。

 ビールケースを重ねて作ったテーブルと赤ちょうちんが置かれ、吉田と出演俳優の伊藤淳史、長尾直樹監督らの手には何と生ビールのジョッキ。観客にも酒とおつまみが配られた。

 「いいよね、こういうのがあっても」と吉田は上機嫌で、「乾杯!」の発声後、おいしそうにジョッキを傾けた。

 トークでは吉田が酔うとどうなるかが話題に。本人は「まず舌が回らなくなってきて、睡眠不足の時は乱れることもある」などと語った。長尾監督は「類さんは実は下戸じゃないかとの報道も出たらしいが、とんでもない」と証言した。

 ジョッキをお代わりし、徐々にろれつが怪しくなった吉田。客席に「舌、回ってる?」などと確認しながらも、「お酒を飲むことは楽しいことだと分かってもらいたい」と三つの居酒屋を舞台に人間模様を描くオムニバス形式の映画をPR。主題歌まで歌ってみせた。

 大衆酒場さながらの打ち解けたムードとなった会場の雰囲気に、酒は「結構好き」という伊藤も圧倒され、思わず客席に「これが映画の試写会だとは思わないでください」と呼びかけていた。

 映画は6月10日公開。


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